『シタデル』シーズン1 あらすじ&ネタバレ 感想【Amazon Prime Video オリジナルドラマ】

『シタデル』の簡単な概要

 本作はAmazon Prime Videoオリジナル作品として360億円もの巨額を投じて制作された2023年の作品です。

 

 その制作規模ほどの反響を得られたとは言い難い作品ではありますが、打ち切りなどはなくシーズン2への更新が決定しています。

 一話は40分ほどで全6エピソードとちょっと短めの構成。また、数々の特典映像が視聴可能です。日本語吹き替えあり。

 前述した通り、IMDbでの評価は6.2とこの制作規模にしては厳しめ。

 

『シタデル』のキャスト

 製作総指揮はアベンジャーズなどで知られるルッソ兄弟。キャストはリチャード・マッデン(ゲーム・オブ・スローンズ)とプリヤンカー・チョープラー(ベイウォッチ)。

 

 イタリアやインドを舞台としたスピンオフの制作も決定しており、その内のイタリア編はシタデル・ディアナとして視聴可能です。

『シタデル』のあらすじ

  ”シタデル”と呼ばれる国際スパイ組織に所属していた”メイソン・ケイン”と”ナディア・シン”の二人はイタリアでの任務中にシタデルに敵対している組織”マンティコア”の待ち伏せを受ける。

 

 二人の危機と同時にマンティコアによって壊滅状態に追い込まれたシタデル。メイソンとナディアの二人は機密保持のため予め体に埋め込まれていたチップによって記憶を消去される。  

 8年後、記憶を失っていたメイソンは”カイル”という名前という名前と妻と娘と共に平穏な日々を送っていた。

 だが、そこに”バーナード”と呼ばれるシタデルのエージェントが現れ、マンティコアのエージェント”ダリア・アーチャー”にシタデルの最重要機密が詰まったケースが奪い取られたので奪還する必要があると協力を要請した。

 メイソンの妻”アビー”と娘”ヘンドリクス”の身柄を守るため協力するメイソン。ケースの奪還には成功したが途中でバーナードを失う。また、記憶を取り戻すための手段も失ってしまった。

 メイソンはかつての相棒であったナディアが生存していることを知り、彼女に接触。マンティコアのエージェントに襲われるアクシデントはあったものの、彼女は記憶を取り戻すことに成功。

 シタデルの同僚である”カーター・スペンス”を救出すべく行動を開始する二人。しかしナディアにはどうやら知られたくない過去がある様子。また、救出したカーターは彼女が裏切り者だと発言する。

 一方、ダリアはバーナードを捕獲し尋問を行う。その過程で彼はある女性―”セレステ・グラハム”の名前を口にする。その姿はメイソンの妻アビーだった。また、家族に危害を加えると脅迫されシタデルの技術へのアクセスコードを話してしまう。

 ダリアの目的はシタデルの技術を使い、核兵器にアクセスすること。そしてそれにはメイソンの生体コードが必要だった。

 10年前、アビーはシタデルのエージェントだったが、ある任務の後に機密保持のため記憶を消去していたのだ。そしてその任務の目的であった機密技術をナディアが盗んでいる疑惑が浮上。

 10年前のメイソンはナディアを愛していたことから、セレステが機密技術を盗んだと疑われるように行動。セレステの記憶を消去させた。しかしそれを知ったナディアはメイソンと決別。

 話は現代に戻りカーターを救出することに成功した二人だったが、そしてナディアの奇妙な行動はイタリアで娘を産んでいたためというのが発覚した。そしてその子供はメイソンとの子供であることも。

 一方ダリアはメイソン達に接触し、取引を持ちかける。メイソンとナディアの子供”アシャ”と引き換えに、8年前にシタデルがハッキングしたロシアの核攻撃用原子力潜水艦に搭載されている核ミサイルの炉心を取り出す任務を行うというもの。

 同行したマンティコアのエージェントとトラブルがあったものの、炉心の確保に成功したメイソンたち。彼らはマンティコアの上級メンバー”クリストフ”と接触。交戦の結果アシャを奪還し、ナディアと親子の再開を果たすことができた。

 炉心取引の失敗によってダリアは自らの拠点を爆破し、身を隠すことに。一方メイソン達はアメリカの旧シタデル本拠でアビーやヘンドリックスたちと合流。

 そこに残されていたバックアップから、メイソンは過去の記憶を取り戻したが、それは負の記憶をも内包したものであった…

 実はメイソンはダリアの息子であり、父親をシタデルによって殺された事をダリアから知らされた彼こそが、シタデルを裏切った張本人であるという事実も。

 

 シーズン2へと続く。

『シタデル』のネタバレ感想

あれ、意外と面白い…

 IMDb評価は結構厳し目なので警戒して見ましたが、意外と面白かったです。(評判が良くない理由もわかりましたが…)

 

 最後のどんでん返しなんか特に良かったですね。実はメイソンこそが裏切り者で、なんとなくダリアがメイソンを気にかけていた理由なんかも分かる結末で。

 何よりあちこちのアクションシーンがお金掛かってるな~って物だったのも◯です。第一話とかね。

 

 ただ、だいたいの部分がどこかで見たことがあるような設定だったりするのは御愛嬌です。

なんというか、短すぎる

  たった6話、しかも40分程度ですからあっという間に見終わります。その割に話のテンポは頻繁に過去のシークエンスに飛ぶので良くないです。

 

 記憶を取り戻してちょっと盛り上がったところでシーズン2へと続く、これじゃあ渋い評価も納得。

 

 映画でいうと中盤くらいで終わってる感じですね。これせめて10話くらいで配信できなかったのかなあ…

レスリー・マンヴィルの演技が光る

 ファントム・スレッドやミセス・ハリス、パリへ行くなどで知られるレスリー・マンヴィル演じるダリアの演技は目立ちましたね

 

 物腰柔らかで常に余裕を見せている狡猾な老齢の女性、しかしその裏の顔もあり…という難しい役をばっちり自分のものにしていた気がします。特に第6話のダリアとメイソンとの会話、険しい顔を見せていた中で彼から母さんと呼ばれた瞬間に表情を和らげたシーン。これが本当に良かった。ここまで徹底的に悪役として振る舞っていただけに余計インパクトがありました。

『シタデル』の他の方の感想

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