今回観たのは、『フロア・イズ・ラバ:溶岩襲来!』。Netflixオリジナルのリアリティ番組です。
本作の特徴は
・アメリカ版SASUKEの制作スタジオが送る視聴者参加型の室内アクション
・出演者同士の掛け合いも見もの
・ 小気味の良いラトリッジ・ウッドのナレーション
です。では、感想をどうぞ!
『フロア・イズ・ラバ 溶岩襲来!』の簡単な解説
本作は『SASUKE』や『VIKING』、『レジェンズ 隠れ寺の伝説』と言った視聴者参加型のスポーツ番組の一種です。
制作はアメリカ版SASUKEとして有名な『アメリカン・ニンジャ・ソルジャー』を手掛けたA. Smith & CoとHaymaker Westですので、そのような番組のエッセンスがふんだんに注ぎ込まれた一本となっています。
特徴としてはギミックは単純な部類です。少しひねっているな、と思うのは、モチーフが家である事、三人のチームで攻略する事、そして番組名の由来通り、床が溶岩! アメリカで流行っている遊びが(アプリもあるとか!)元ネタになっているようです。
吹き替えの有無
吹き替えは残念ながらありません。
スタッフ・キャスト
本番組で進行兼解説を努めているラトリッジ・ウッドさんはアメリカ版の「トップ・ギア」で解説を努めている事で有名ですね。
Netflixでは本番組以外にも「アメリカンバーベキュー最強決戦!」でも進行役を行っています。
妙に印象に残る容姿と明るい感じはこの番組でも相変わらずで、その点でも風変わりな本番組にベストマッチかと。
『フロア・イズ・ラバ 溶岩襲来!』の感想
元ネタは子供の遊び
このフロア・イズ・ラバという遊びはYoutubeで再生回数1億回を超えているこちらの動画や、映画「インサイド・ヘッド」で取り上げられる事で人気に火が付いた、という解釈でいいんでしょうか。
日本だと横断歩道の白線以外を歩いたり影の外に出たらサメに食べられるとか、そんな遊びがありますし、そういう事が流行るのって万国共通なんですね笑
ゲームショーらしいくだらなさが魅力
この番組は見た後に何が残るとかそういう物ではないのですが、ナレーション、セットの質、妙にドロドロとした溶岩(風の液体)と、どこかSASUKEを思い出すようなセットの作りが割と面白い一本です。
真面目に観るというよりは、適当に流しっぱなしにしておくのがベストです。
登場メンバーのやり取りが癖になる
挑戦するメンバー(基本的に全員妙に仲がいい)のやり取りも中々に面白く、ここもツボを抑えているなと思って観ています。というより、メインはここなのかも。自撮りが好きなチームではわざわざPV風のリプレイシーンなんかも作っていましたし。
ボリュームが短いわりにテンポは悪い
1話が40分程度と、割と見やすい長さ。
ただしここはボリュームの無さにも繋がっているので痛し痒しですね。もう少し大きい部屋で4~5チームが登場する60分版とかがあったらいいんですけどね。
ただ、ちょっと番組のテンポが遅すぎるかなと。一箇所飛び移るまでに結構掛かったりする時がありますし。(流石にここは海外レビューでも突っ込まれてます)
セットのレイアウトが…
レイアウトもテーマは面白いですが、実はあまり面白みがありません。いくつもルートがあると解説で言っていますが、決められた3ルート以外はほとんど使われてないですし。
もう少し広い部屋でもいいんじゃないかな、という感触を受けます。毎回ステージが変わると言っても部屋の基本構成が同じなので新鮮味がありませんし。
宇宙船のカプセルやピラミッドなど、露骨な罠オブジェクトがあるのも気になるところ。やり直しが効かない競技なので競技者が皆慎重になり過ぎている感じがありますが、こういう罠もテンポを遅くしすぎている原因なんじゃないかな。
割と悪くなく、シーズン2への更新も決定済み
色々と苦言を呈しましたが、割と面白いのは確かです。Netflixでは意外とこういうゲームショーって少ないですからね。地上波のバラエティ番組に近く、何も考える事なく安心して見れるのが結構好きです。難しいドラマが多いですし……
適当に作業中に流し見するのに良かったので、出来れば吹き替えが欲しいと吹き替えが無いのはちょっと残念過ぎる!
シーズン2の配信が決定しているようなので、続きも観てもいいかな。Netflixさん、出来れば吹き替えもお願いします!
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