ロスト・イン・スペース (原題:Lost In Space)
作品情報・あらすじ
作品情報
吹き替えの質はかなり高い感じです。オリジナルシリーズの中でもかなり気合の入った作品みたいですね。
宇宙一家ロビンソンのリブート作品というこちらの作品
あらすじ
恒星間を航行する母船、レゾルートがトラブルに見舞われたことによって彼らは宇宙船ジュピター号と共に未知の惑星に不時着する事に。
着陸地点に問題があったために宇宙船がいきなり水没してしまうというトラブルに見舞われた彼らは、その対処法を探そうと家族全員が一致団結して望むことになる。
謎のロボットや燃料系に起きた謎のトラブル、そして異様な客人などに対処しつつもなんとか同じ惑星に着陸した仲間たちと合流した頃、彼らはこの惑星に迫る危機に気がつくことになる……
感想
もう1話だけでも一本の作品になりそうな程にアイデアと急展開が詰め込まれており、手に汗握る展開が味わえます。墜落・トラブル・それぞれが持つスキルの紹介・そしてロボットの登場と活躍。これらが全て一話の中に詰め込まれています。
ただ、それだけに1話の出来栄えが凄すぎて、それ以降がちょっと中弛みというかせせこましい問題に留まっている印象を受けました。
5話まででもずいぶんとロビンソン一家の家庭内の問題、不時着する事になったあらまし、惑星での出来事と様々なイベントが描かれているのですけども、ドクター・スミスが現れたと同時にどうにもSF物というよりは更に人間ドラマ方面が強くなっていく感じが。
というよりも、ずいぶん家庭の仲がギクシャクしてるのが厭な感じ。
リブートに当たって母親であるモーリーンに焦点が合った作品になったのは最近の流れでしょうか。科学者として、そしてエンジニアとしての能力を最大限に生かして家族を引っ張っていきます。
しかし、その半面冴えない印象を与えてしまうのが父であるジョン。開始時点で家族の間にはわだかまりが出来たまま、それが後々問題となる事も。
そもそも、一家の最年少であるウィル君が本来であればプロジェクトに参加出来なかったというのを、違法な手段を講じて捻じ曲げたのも母であるモーリーンですし。
彼らロビンソン一家だけで過ごす期間は割と短く、しっかりと詰め込まれた一話の後でせせこましい問題を見せられてもあんまり気分としては乗れない……というのがここまで見ての感想でしょうか。
それでも未知の惑星に現れる奇妙な生物や、独自の生殖は描かれており、そっちを期待する人にも満足がいく出来栄えになっていると思います。
それに、5話の最後で明かされる真実、そう遠くない時期に星は周辺の天体との干渉によって人が住めない程に平均気温が上昇するという事実によって更にドラマに引き込まれる事に。
ロビンソン一家はどうなるのか目が離せません。
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