作品情報・あらすじ
作品情報
NetflixオリジナルドラマであるWarriorを見ました。
デンマーク産のドラマという事もあって、興味半分で見始めたんですけれども、割とクオリティが高い事に驚き。
主演は『ある戦争』等に出演したデンマークの俳優、ダール・サリムとドラマ版『ザ・ミスト』に出演しているダニカ・カーチックです。
内容としては、潜入捜査物のサスペンスで、戦死した部下の妻であるルイーズに対して後ろ暗い物を抱える主人公のCCがギャングの間で頭角を現しつつ、最終的にトムを逮捕させる為に奮戦するという物になっています。
その間に戦地での出来事がフラッシュバックという形で見せられる感じです。
あらすじ
警官のルイーズは、戦地で夫であるピーターを失った。
失意の日々を過ごす彼女は、彼女が長年追い続けてきたコペンハーゲンのバイカーギャングである〝ウルブズ〟のボスであるトムを逮捕するためにピーターの元上司であるCCに協力を依頼。
CCは危険を犯しつつ、ウルブズへと潜入していく事に……
というのが大まかな粗筋です。
以下、ネタバレ有りの感想です。
感想としては、悪くないけど6話構成のミニシリーズという事もありちょっと早足だったかな。という印象。
特にCCがウルブズ内でのし上がっていく速度が速すぎて、いつの間にかボスの厚い信頼を得て最後に逃避行をするまでになっていたという感じ。
勿論その状況を作中の人物も良く思っていないので、ギャング内で対立したりしてはいるんですけども。
あと、ラストに向けて二人がどんどん追い込まれていく訳なんですが、基本的に協力出来てないが故にすれ違いが起きるみたいなのがずっと続くんですね、最後まで。
このタイプの作品であるので仕方ないというのは分かるんですけども、互いの行動が互いの足を引っ張る結果になっているのがストレス。
CCの行動に影響を与えている自分の命令によって戦死させてしまった部下のピーターとの過去を語るフラッシュバックも特に真新しい内容は無い感じで冗長。
何よりも取って付けたような恋愛要素が邪魔だったかな…
主人公の行動がピーターに対する責任感からなのか、それとも恋愛感情なのからなのかが分かりにくくなってて。
ただ、勿論いい部分もあって、舞台がコペンハーゲンという北欧の玄関口の闇社会における微妙なパワーバランスに、潜入先であるウルブズのスタイルはどこか『サンズ・オブ・アナーキー』的で魅力的。
何よりも屈強で最後までタフな姿を見せるダール・サリムが魅力的。
それに、思うように動けないルイーズと対照的に、組織の中で頭角を現していくCCの活躍が何よりも見てて面白かったですね。
警察パートを減らしてギャングパートを多めに見たかったなあ、というのが正直な所。
バッドエンドに近い終わり方も個人的には好きです。ここは好みが分かれるかなあ…
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